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朗読劇「8」

今、7月と11月に行われる朗読劇のオーディションを受けている。

書類の1次と、面接の2次を通過して、昨日3次だった。

3次面接はワークショップ形式で他の受験者と一緒だった。

その中でテキストを読むとき、自分の足が震えているのに気が付く。

わずかな所作によって、観る人に場面の切り替えについてなど

演出家の作りたい雰囲気へ添うように朗読してみたりと、稽古に近い形で行われ

試験なのだが、非常に学ぶことが多かった。

そもそも、なぜ朗読劇に応募したかというと

自分の朗読を演出されるという経験を踏んでみたかったからというのがある。

詩を書いていて朗読するとき、観る人により伝わりやすく楽しんでもらうためにはどうしたらよいか、

というのは常に課題としてあり、自分が見て面白いと思う演出の人に指導してもらう時があればと思っていた。

合わせて、普段詩を書いているときや、今こうして文章を書いているときもそうだが

私が発して言葉を選んだりして記すのだが、朗読劇にでることで

私自身が選ばれる側、詩や言葉に近い位置にいることができるのではとも思っている。

その、ことから言葉に対する扱い方も変わることを自分の中で期待している。

今回応募している朗読劇は西尾佳織さんの演出で鳥公園という劇団で作・演出をされている方のもの。

タイトルは「」といってアメリカで「ミルク」というアカデミー脚本賞を受賞した作家の書いた朗読劇を日本版として朗読するというもの。内容はカルフォルニア州で州法8条というのもがあり、同性愛を禁止する法律があり、それを違憲とする裁判を扱ったものだ。

知人、友人のなかには同性愛者もいて、話す機会があるたびに気になるテーマであったのも

応募した動機のひとつである。

応募をしたときから、そもそも人を愛するってどういうことなんだろうと考えている。

同性、異性に関わらず、ともに歩むひとりの人を愛するっていうのは

そもそもマイノリティーであるとも思っている。

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