フィルムカメラ
フィルムカメラで撮影し始めて1月くらい。
リバーサルフィルムで撮影してマウント仕上げで映写機で投映している。
動画の撮影を頼まれることがあり、その時一眼レフカメラで撮影するのが主流になりつつあるので
僕もカメラを練習しておかなくては、というのが最初の動機。
そのときトヨダヒトシさんというフィルム写真でスライドショー作品をつくっている方の
ワークショップがあるという情報を見つける。
ただの写真ではなく、スライドショーという形態が動画に近いうえ
映写機で投映するアナログな感じ。
そこで思い出したのは、谷川俊太郎さんと覚和歌子さんが共同監督した「ヤーチャイカ」
これはスライドショーを使った写真映画だった。
写真のことだけでなく、今まで書いてきた詩と組み合わせて作品をつくったり、
写真映画も出来るなと胸が躍ったわけです。
限定7人のWSで書類選考があったので、その胸の躍りをそのまま書いて申しこんだら
参加できることなった。
親父が持っていたカメラを引っ張りだして掃除して。現在に至っているわけです。
今回最初にフィルムカメラで撮影した時、露出やシャッター速度などを確かめるために
自宅のカーテンを何枚もとったんですね。
いやー、ちょっと感動しました。
上の2枚の写真はそれを並べてスキャンして取り込んだものですね。
フィルムカメラでは撮ってその場でどんな感じになっているかわからない
全部取り終わって、現像に出して上がってくるまでの時間にタイムラグがあるそこが非常に新鮮で、
感動したのは写真自体というよりその「あった時間を再度味わう」ということだったのかもしれません。
仕上がるまでの時間に撮った時の気持ちや状況にはほんの数日でも変化があり、受け取り方も違う。
過ぎ去っていくこと、流れていくこと、そんなことを考えてるうちなんとなく、
近いテーマの詩を合わせてスライドをつくったのが下の「風車」です。
まだ音はついていません。なくてもいいのかもしれません。
とりあえず今回はこのくらいで、次はリバーサルフィルムで撮影して映写した時のことを書きたいとおもいます。