エリック・サティ交響劇「ソクラテス」終演!!
エリック・サティ交響劇「ソクラテス」全公演終わりました。観て頂いた皆様ありがとうございました。
ナレーションということでしたが、ステージで色々役割を果たすことで共演者、スタッフの皆様との一体感が強い公演でした。
ペイントして、朗読したり、歩いたり、開いたり、渡したり、受け取ったり、灯したり、飲んだり、座ったりしました。
サティの癖のあるオペラ交響劇、内容はソクラテスの哲学、演出も前衛的なパフォーマンスやインスタレーションであり、1度観ただけで全容を把握するというのは難しいところもあったかもわかりません。
しかしながら舞台に現れた風景というのは、それぞれがサティの曲やプラトンのテキストが凝縮された断片であって、もし観た方がどこか一部でも持ち帰ってもらっていれば、必ず膨らんでくるものがあるように思われます。
今回の演劇は、国籍が違い、パフォーマンスのスタイルも違う人たちと作っていったので、互い理解していこうとする気持ちが強くあり、総合芸術としての演劇の素晴らしさみたいなものを感じた。小道具をも含めたそれぞれはポリフォニー的にあるけれど全体としてシンフォニーがあったように思われたのです。
今年関わる演劇は「死」にまつわるものが多くて、稽古や自主稽古を含めると、今年、私はほぼ毎日くらい死んでいる。
ははー、あとどのくらい生きていられるんだろうね。
私。全然わかんないけど、なすべきことをしかとなしとげたいな。
焦ったところでしようがないけど、見つけたいし、現していきたい。
プラトンの言葉を演れる機会が巡って来たこと、20年来の友人が観に来てくれたこと、感慨深く、恵まれてると思う。感謝しつつ、引き続き各種芸術活動へ真摯に取り組んでいきたい。