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近況

  • 7 日前
  • 読了時間: 3分

2026年3月14日。年が明けて、もう3か月が経とうとしている。今は確定申告をやろうとしているのだけれど、そういうことに取りかかろうとすると、ホームページを更新してみたり、詩を整理してみたり、つい別のことをしてしまう。


年明けから、万有引力の次の『百年の孤独』への出演が決まり、稽古や原作のガルシア=マルケスを読み返していた。『百年の孤独』は中学か高校のころに一度ざっと読んだ記憶があるが、今回は一文一文を区切りながら味わって読んだ。久しぶりに、小説らしい小説をしっかり読んだという感じがあって、充実した時間だった。


寺山さんの戯曲は原作からインスピレーションを受けたものなので、そのままではないけれど、各キャラクターの要素やシーンが織り込まれている。これから演出がいろいろ決まってくると思うが、その中で自分の役についても、稽古の中でいろいろできたらいいと思っている。原作から得たものを持ち込んでいけたらとも感じている。


今年はBUoYの劇場のほうも忙しそうで、モメラスも去年12月にやった公演を今年中にもう一度できたらいいと思っている。6月の万有引力が終わったあと、7月にはPVの話もあり、後半の9月、10月、11月にも、モメラスで何かできたらいいと思っていて、これから打ち合わせもある。


去年50歳で記念の企画を行い、写真を見直したり、これまで書いた詩を読み返したりしたことで、少しまとめておきたい気持ちが強くなっている。今は写真と詩を組み合わせた小さな冊子を作ってみたり、noteなどで発表し直してみたりしている。もちろん新しい詩も書きたくなっていて、言葉との距離を少し縮めながら作品づくりをしていきたい。


AIについてもいろいろ考えている。AIに「こういう感じの詩を書いて」と打ち込むと、文字面としてはするすると出てきてしまう。けれど、自分が書いてきた詩には、自分自身の記憶や思い出が結びついていて、その言葉が出てきた感触まで含めて、自分の中に強く残っている。AIの言葉には、そうした個人的なものとの結びつきが薄いと感じる。だからこそ、詩そのものをAIに任せるというよりは、今こうして録音している言葉を文字に起こすような作業などで、AIの能力を活用していけたらいいと思う。共存なのだと思う。


AIもまた、この世界に存在する一つの事象であり、そこまで嫌悪したり拒絶したりするものではなく、自然に受け取れればいいのではないかとも感じている。ただ、やはり人間は一人一人違う。その人の顔も、生きてきた人生も違う。その個別性こそが面白いと最近強く思う。AIは大きな構造の中で汎用的に働くもので、人間はもっと個人的なものだと感じている。

『百年の孤独』を読んだことで、もう少しこういうしっかりした小説を読んでいきたいとも思った。最近は宇宙や世界について考えることも多く、多次元世界を重力だけが突き抜ける要素なのではないか、という説を見て、トマス・ピンチョンの『重力の虹』を思い出した。読んでみたくなって、図書館で予約している。


そうやって思いついたことに、少しずつ丁寧に取り組んでいけたらと思う。ここ3年くらい、いいこともたくさんあった一方で、失うことも多かった。だからこそ、もう少し丁寧に向き合うことで、ちゃんと受け取れるものを受け取っていきたい。

 
 
 

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