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3月27日

仕事であった。

昼間、少し時間があったので掃除。

三ヶ月住んでいるだけでほんと汚れるね。

うちに来たもの捨てたものどんどん通過していく

ぼくは消費者だ。

そんな感情がでたのか。

どこにいっても結局なにもなく、

そしてどこにでもすべてがある

かたずけをしていて

書き散らした詩が出てきた。

残さないと誰も残さないだろうから

***

終電のあとの街で

酔った美しい女が

外は寒いから帰りたくないという

布団ならあるさと私はいって

そこから2杯くらい互いに飲んで

煙草を吸って布団をしいて寝た

デスクランプの小さな灯りに女の顔が浮かんでいる

おだやかなやさしい顔から寝息がこぼれるたびに傍らに人のいることを思う

傍にいのちのあることを思う

私は嬉しいような哀しいような気持になって眺めた

酔った美しい女の寝顔を眺めた

***

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