4月3日
部屋の模様替え。
スライドなどを映写しやすく。
詩を書くところ、読書するところ、絵を描くところ、PCスペースなどをそれぞれ。
父の荷物をまとめて、台として。
この部屋はそれでもまだ眠るところがある。
少し古い本など整理。
台所のオーケストラが届く。
腰を少しいためていしまう。
犀星の晩年の詩を思い出す。
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「老いたるえびのうた」室生犀星
けふはえびのように悲しい 角やらひげやら とげやらいっぱい生やしてゐるが どれが悲しがつてゐるのか判らない。 ひげにたづねて見れば おれではないといふ。 尖つたとげに聞いてみたら わしでもないといふ。 それでは一体誰が悲しがつてゐるのか 誰に聞いてみても さっぱり判らない。 生きてたたみを這うてゐるえせえび一疋 からだじうが悲しいのだ。
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